山里 は 冬 ぞ 寂し さま さり ける 人目 も 草 も かれ ぬ と 思 へ ば。 百人一首 第28番 源宗千朝臣 「山里は・・・・」
- 1 冬の寂しさを詠んだ歌である
- あらかじめ披露される時と場が決まっていることが多い
- 宇多・醍醐・朱雀朝の時代である
- よく降りますねぇ
- 杉や檜が生い茂っている山の秋の夕暮 れ
- さて、作者の源宗千さんは、光孝天皇のお孫さん
- 「みかど御覧じて、『何事ぞ、心得ぬ』とて僧都の君になむ見せ給ひけると聞きしかば、かひなくなむありし」と語り給ひける
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- 3 反実仮想を使っているが、実際は? ・夢の中の出来事を現実だと思っていたので、夢から覚めてしまった
- 秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる (藤原敏行) 1.音読する
- 「山にいて人を想う、里にいて山を想う」
- 源宗于の父は光孝天皇の皇子是忠親王
- おきつ風ふけゐの浦に立つ波のなごりにさへや我はしづまむ 蛇足: 「大和物語」は、宇多天皇は上の歌を聞いて、「なんのことだろうか、歌の意味がわからない
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3 「音にぞおどろかれぬる」の「れ」と係り結びについて文法的に説明せよ。
ただし、一方が固有名詞の場合は同じ漢字でも可。
わが妻は いたく恋ひらし 飲む水に 影さへ見えて 世に忘られず 1.方言について説明する。
・景色の変化(視覚)ではなく、微妙な風の音の変化(聴覚)によって感じている。
作者が冬の歌を読もうとしたときに、浮かんだイメージは、満目荒涼たる山里であった。
9 「忍ぶること」とは何か、説明せよ。
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